<経営者インタビュー> 行動あるのみ!ピンチをチャンスに変えて会社を成長させる

株式会社 澤村
代表取締役社長 澤村 幸一郎

Profile
滋賀県出身。高校時代は数学が好き。理由な絶対に答えが出るため。また、様々な部活を経験し、空手ではインターハイに出場したことも。大学時代は音楽活動(ドラム担当)、現在では本を読むことが趣味。好きな言葉は温故知新・不易流行。

25才で社長就任

祖父が創業し、私で3代目になります。もともと会社を継ぐつもりで、大学は建築学科に入学し、在学中に父の病気を知りました。しかし、「よその飯を食べてこい」と父に言われ、卒業後他の会社で1年5ヶ月、経営について教えていただきました。その後、父が死去し、社長を後継しました。親族には「社長と社員では責任が違うからやめておけ」と言われ悩みに悩みましたが、役員に相談したところ、「どうせいつかはやるなら、今からやれ!」と言われ、社内で全会一致で決まりました。25歳の時でした。

リーマンショックに助けられたスタート

私が社長に就任した頃、リーマンショックが起こって世の中がおかしくなってきた次期でした。いきなり訪れた不景気に建築業も苦しい状況に置かれ、手を上げれば仕事ができた時代から、自らが提案していかなければ仕事が取れない時代に変わりました。
ですから、公共の仕事から民間(学校や病院などの施設ではなく、家や工場などを指す)へ広げていかないと仕事もないため、「このままではダメだ、変わらないといけない」と思いました。私が会社を変えるのに必死だったのを見ていた社員も、「社長、頑張っているな。会社を変えようとしているんだな」と思ってくれていたようで、私の改革にみんなが積極的についてきてくれました。それが今の仕事に繋がってきています。ですから、ある意味では、リーマンショックに助けられたスタートでした。

全員の顔が見えるオフィスに

昨年の夏にオフィスのリノベーションをしました。大きなコンセプトは、「高島市にないもの」「社員とのつながりを大事に」という2つです。
木材の美しさを活かしたモダンなエクステリアは地元のみなさんにも好評です。内装も建設会社のこだわりと遊び心がいっぱいに詰まっています。1階のワンフロアに各部署を集めることにより、部署が異なる人とも話せる空間になりました。もちろん私も同じフロアでみんなの顔を見ながら仕事をしています。結果、社員同士のコミュニケーションが増え、生き生きと仕事に取り組んでくれています。将来の100人体制を目指して、全員が参加することのできる会議室も作りました。

いい企業づくりと今後の会社の目標・夢

今は自ら他の企業に行くことも少なくありませんが、昔はそんなふうに人前に出るタイプではありませんでした。また、初対面の人と会う機会もあまりありませんでした。私自身の性格上、物事の答えを見つけ出すのが好きだったので、その答えを色々なすごい人に聞きに行くためには「会いに行くしかない」と思って、いまは行動を起こしています。
いい会社とは、時代の変化に強い会社だと思います。時代の流れに乗れる会社が今後生き残れると考えています。そのために、様々なインプットをして、日々勉強し、このような会社として、人と自然と未来の調和を目指し、新しい街づくりに取り組んで行きたいと思います。

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