経営者インタビュー01:芽生コンストラクション株式会社 代表取締役 吉田佐希子

育まれたブランドイメージへの考え方

学生の頃は要領が良く、やることはやる学生でした。
それが原因で先生と意見が合わない事や、上手くいかない事もありました。高校卒業後は専門学校へ入学し、その後アパレル企業に入社し、店長を任されていました。26歳の時に憧れていた有名ブランドへ転職しました。ここでも持ち前のあきらめない気持ちで頑張り、専務に認めてもらうほどになりました。
そして、中学時代の同級生であるワイエス・ヨシダ建設グループの社長と結婚し、子供が生まれました。
その後、ワイエス・ヨシダ建設グループで経理担当として現場に赴き、解体業の現状を学び、芽生コンストラクションを立ち上げました。
有名ブランドイメージに対するものの考え方は今でも役に立っています。

解体業に綺麗というイメージを

芽生コンストラクションは主に建物の解体作業における施工管理をしています。
また解体業だけでなく、災害時に避難場所である小学校の瓦礫を除去するボランティアも行っています。社名には、古くなった土地に新しい命を芽生えさせることと再生から創造の意味を込めています。
この仕事に関わるきっかけは、5年ほど前にワイエス・ヨシダ建設グループで経理業務を担当していた頃、解体業の現状を知るために現場に赴いたことです。
そこで働く技術者の姿に感動し、彼らの手助けをしたいと思いました。現場に出て抱いた想いが今の仕事の在り方につながると感じています。
我が社の技術者は現場の経験が豊富で、綺麗に解体することをモットーとしています。
人数は少ないですが、それぞれ個性的な性格です。社長の私自身が積極的にコミュニケーションを取ることを心掛けています。
仕事柄体調を崩すと大変なので、社員の体調管理には特に気を付けています。仕事に対してはストイックでまじめな人ばかりで、それが仕事の丁寧さにつながっています。

「解体業なのに綺麗」なのではなく、「解体業だからこそ綺麗でありたい。」そして前職でのマネージメントの知識を生かして、業界のイメージを変えていきたいと思っています。

夢を持ってあきらめないで困難な状況に立ち向かう

大学生の皆さんは夢を持って行動することが大切だと私は思います。
どれだけ困難でも目標にたどり着くまで諦めなければ、きっと見えてくるものがあるはずです。
有名ブランドで働きたい夢がかなったのも、夢を持ってあきらめないで様々な困難な状況に立ち向かい自分を信じて一生懸命やってきたからだと思っています。
だからこそ皆さんも悩むこともあるとは思いますが、自分を信じて夢に向かって行動して突き進んでみてください。
私が仕事をしていて一番苦しかった時の支えになってくれたのは二人の子供の存在でした。
「この子供たちのために何とか頑張ろう!」そのおかげで今の私、会社があります。
自分のためだけでなく、誰かのために頑張ることの大切さを教えてもらいました。休みに子供たちと過ごす時間が、私にパワーを与えてくれます。


芽生コンストラクション株式会社
代表取締役 吉田 佐希子
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京都府出身。桃山高等学校卒業後、日本ビジネススクール専門学校を経て、有名アパレル会社に入社し、京都市内の百貨店で婦人服販売を担当する。26歳の時、憧れていた外資系有名ブランド会社へ転職。京都市内の百貨店の特選ブティックにて婦人服雑貨販売を担当する。その後結婚し、2005年に(株)ワイエス・ヨシダ建設グループに入社。約12年間経理・総務・経営補佐業務を行い、2014年より(株)ワイエス・ヨシダ建設グループのマネジャーとして経営に携わり、2016年に芽生コンストラクション株式会社を立ち上げ、現在に至る。
休日は、二人の子供たちと過ごす時間を大切にし、エステに行ったりするなど、自分の癒やしに時間を使っている。

株式会社ワイエス・ヨシダ建設グループ