「コミュニケーション能力」とは・・・?


コミュニケーションの悩みは誰にでもつきものです。
あなたもコミュニケーションが上手な人を見て、「あの人みたいになりたい」と、
そう思ったことがあるかもしれませんね。

求める人物像や採用基準を作る議論をする際によく聞く「コミュニケーション能力」。
今や8割の企業が人材採用時に「コミュニケーション能力」をもっとも重視する項目に挙げています。

ところで・・・
「コミュニケーション能力」ってそもそも何なのかを知りたい。
今更聞けない・・・という方のために今回はご紹介させていただきます。

簡潔に言うと、「コミュニケーション」とは、

”人(他人も自分も)を知るための方法です。”

ただ、物ごとを伝える、受け取るという手段や作業ではなく、
人の心理(考え・感情)を表現し、理解し合うことです。
人と関わるための、もっとも大切な手段の1つがコミュニケーション。
コミュニケーション能力を高めていくということは、

・相手のことを内面深くから理解すること
・自分のことも内面深くから理解してもらうこと

こうした能力を成長させること。

そして心から信頼できる関係を築いたり、あなたがもっと、人との深い交流を持つことを可能にしてくれるでしょう。
コミュニケーションは、人間関係を築く大事な土台。
そして、あなたが仕事やプライベートに関わらず、何かを実現しようとする時に人を動かす大きな力です。

ビジネスシーンでは、わかりやすい指示を出したり文章を書くといった、正確な情報伝達が求められます。
ただ、その背景には、何のための指示か、文章によって相手にどう動いて欲しいのか、といった『目的』や『考え』が必ずあるものです。

突き詰めると、私たちは日々「人を理解すること」「人に(自分を)理解してもらうこと」。
このためにコミュニケーションを行なっているのです。

そして、その能力=「コミュニケーション能力」とは、人を理解し、人に自分を理解してもらう能力のことだと言えます。
コミュニケーションには、2つの種類があります。

1つが、言語コミュニケーション(バーバルコミュニケーション)
1つが、非言語コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)

「言語」は主に言葉や、その内容。
「非言語」は、言葉以外の表情や身振り手振りなどのことです。
私たちは、日頃は「何を言うか」に意識が向きがちですが、その本音や感情は非言語に出やすいものなのです。
「怖くない」と言葉では言っていても、手や膝が震えたり声がうわずったりと、体には緊張が現れることがありますよね。
私たちは、言葉では作り話や嘘をつくことができてしまうのですが、「目は口ほどにものを言う」と言われるように、表情や体には必ず違和感や感情(心の状態)が出てしまいます。
言語コミュニケーションが「理論」を伝える役割ならば、
非言語コミュニケーションは「感情」を表す役割と考えることができます。
お互いを効果的に補えれば、コミュニケーションの精度をさらにあげていくことができるでしょう。

コミュニケーションって難しいな・・・。
もっとコミュニケーションを磨きたい。
そもそもコミュニケーションって何?

そう感じているあなたのために、
コミュニケーションの基本や大事なことを、シンプルにまとめました。

人に自分の考えや思いを伝えること、わかってもらうこと、人のことを理解すること。
これがコミュニケーションです。
そして、あなたが何かを実現しようとする時に、人を動かす大きな力です。
私たちは人生のほとんどを、人との関わりの中で過ごしています。
ですから、コミュニケーション能力を磨いて行くことは、人生をもっと豊かにすることにつながっていきます。
自分を成長させたいと思う人にとって、コミュニケーション能力は強力な武器になって、あなたの人生の選択肢を広げてくれることでしょう。